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2009 年 12 月 21 日 のアーカイブ

スーパーコンピュータの進化

スパコン(スーパーコンピュータ)は大量の計算を一気に処理するが、この処理速度について各国で新技術の研究は盛んで格段の進化をしている。自動車の衝突シュミレーション、たんぱく質の分析による新薬研究、気象情報などいろいろな分析に利用されている。その方式は大きく2つの方式がある。

ベクトル型 

ベルトコンベアを使った生産ラインのように順次計算処理を行い結果を求める方式

スカラー型

一人の作業員が複数の部品から製品を組み立てるセル方式のように、その都度その部分の結果を出していく方式

ベクトル型において日本が処理スピードにおいて先行していたが、現在は汎用コンピュータに技術を転用しやすいスカラー型が主流になっている。

政府予算編成にも話題に上ったが、日本の時世代スーパーコンピュータは当初スカラー型とベクトル型を組み合わせて使用する計画であったが、スカラー型に変更されている。

現在取り組んでいるのが世界最速となるスパコンの研究開発で毎秒10ペタ回の処理速度。1ペタは1千兆回となるので、その10倍で1京回の処理性能を持つことになる。1京回を考えると、東京ドームで野球を観戦する5万人に九九の計算を1秒間に1回してもらうとする場合、約6400年かかるという計算量となる。これを1秒間で行う処理速度となる。

これは8万個のCPUを並列に並べて個別の計算を一つにまとめていく方法で行うが、この集約技術などが必要となる。高性能のスパコンを開発できる技術力はその国の科学技術力を映すと言われているので、技術立国日本としてもナンバーワンのスパコンを完成させたいと願っている。

日本のスパコンは2002年に海洋研究開発機構が導入した「地球シュミレータ」が世界最速としてNECが開発したが、現在の世界最速はオークリッジ国立研究所が導入した米国クレイ社のスパコンとなっている。