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雷が多いとキノコの収穫が倍増

2009 年 12 月 31 日 今井 明徳

「雷が多い年はキノコが豊作」という言い伝えをヒントとして、高電圧を加えて収穫を増やす実験をしている記事がありました。言い伝えを検証することで新しい変化の話題が出来ていろいろと期待が広がります。日本経済にも雷を落とすと、経済の伸びも倍になると嬉しい話題ですが...

実験は人工的に落雷した状態をつくり出してキノコの収穫を増やす研究という。シイタケに適度な高電圧をかけることで、通常の栽培方法と比べて収穫量が倍増する実験結果が出ており、野菜への応用も視野に実用化が期待されている。

蓄電器4台を使用して特殊な装置を開発して、収穫の1ヶ月前から2週間前のほだ木や菌床に1千万分の1秒間、5万~10万ボルトの高電圧をかける作業を実施した。2006年から盛岡市の森林で実施した結果で、電圧をかけない栽培との比較で収穫の差を比較した。

収穫量の比較(収穫量の倍数は、通常の栽培収穫量に対する)

  • シイタケ    2倍
  • ナメコ     1.8倍
  • ハタケシメジ 1.3倍

実験結果からキノコの種類ごとに収穫量が増える適度な電圧が存在することが判明した。大幅な増産に成功したシイタケでも電圧によっては収穫が増えなかった結果もあり、マイタケの場合は死滅となり、マツタケはどの電圧でも「効果なし」という結果となった。

詳細なメカニズムは解明されていないというが、キノコの菌糸が分泌するたんぱく質や酵素は高電圧を受けて一度減った後、大幅に増加していた、という。これは強い刺激で危機感を感じた菌糸が子孫を残そうとして成長を促進すると考えらるという。

カイワレ大根などでも同様の実験を行い、発芽が早まるなどの結果を確認している。岩手大高木准教授は、他の野菜にも応用して農産物の生産性に向上につながることを期待しているという。

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