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大手尻目にスカイマークが躍進

2010 年 1 月 22 日 今井 明徳

JALは会社更生法でANAは赤字見通しだが、新興航空会社のスカイマークは上り調子となっていることで、以前に投稿した海外での航空会社の伸びが新興航空会社にあるのと同じ状況なっているように思います。以下、日経新聞の記事です。

 

株式市場で日本の航空業界の勢力図は昨年来、大きく動き始めている。19日に会社更生法の適用を申請した日本航空の株価は一時3円まで下落した一方、新興勢力のスカイマークの躍進が目立つ。過去1年の株価変動を比較すると、スカイマークの躍進が目立つ。過去1年の株価変動を比較すると、スカイマークは全日空をも大きく上回る。世界の航空業界で顕在化しつつある既存事業者(レガシーキャリア)の苦戦を浮き彫りにする。

2008年末を100とした相対株価は19日時点でスカイマークの400に対し、ANAは77。ANAが100を割り込んで推移するなか、スカイマークは右肩上がりで上昇。日経平均株価も大きく上回る。新興株は値動きが大きくなりやすいという特徴はあるが、勢いの差は明らかだ。

収益体質の違いはスカイマークが新鋭のボーイング737-800型への航空機の統一を完了した効果が大きい。従来保有していた767型機に比べ小型で、部品点数が少なく整備個図とを抑えられる。機種統一におり緊急時に備えて待機するパイロットの人数を減らし、人件費削減にもつなげている。発着料も低下、座席数が少なく、常に一定の搭乗率が期待できるため閑散期でも赤字になりにくい体質になる。

価格に敏感な利用者が増え、低価格が売り物のスカイマークは利用客も増加傾向にある。羽田空港の拡張で発着枠が10月に4往復増えるのに伴い、札幌や福岡など期間路線を増便する見通しで、更なる収益押し上げへの期待もある。

ANAも燃費のより新型機への切り替えや部品管理の効率化、不採算路線見直しなどを進めるがスカイマークに比べ規模が大きく、需要減少など変化に対して小回りが効かない。

時価総額ではスカイマークの293億円に対し、ANAは6893億円。両者は依然、大人と子供のような差がある。ただアイルランドのライアンエアーのように、欧米では時価総額でも新興勢力がレガシーキャリアをしのぐケースがある。航空自由化による潮流の変化は少しずつ押し寄せているようだ。

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