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東京圏・国際競争力が低下

2010 年 6 月 12 日 今井 明徳

 

過去から東京には人口が集中しすぎ地方分散化による首都圏の集中を防ぐことを推進しているが、これらの地方への分散化が実現すると東京を中心とする首都圏の世界での相対的地位が低下する、ということになるらしい。原理として人が集まり資金も集まることで経済が発展する。これにより魅力的な都市になり更に人と資金が集まり繁栄することで国際的に競争力が評価される、というシナリオです。その意味では、過去東京を中心として経済成長してきた東京圏は世界的にも魅力的な都市だったことが証明されますね。しかし日本経済の低迷や首都圏人口の高齢化などで人気が低下してきているのは確かなようです。活気のある都市としてチャレンジして、アジア経済の中心になるような魅力的な首都圏でいたいと思います。世界の都市別に国際会議開催数を載せてみました。

国交省の白書 地位低下懸念 効率的な物流・交通網必要

国土交通省が6月11日発表した2009年度版「首都圏白書」は東京圏について、人口や企業の集中を抑制する従来策を続ければ世界での相対的地位か低下すると分析した。人や資金が集まる国際競争力の高い都市づくりに向け、効率的な物流・交通網構築などが必要だとしている。

国交省の白書 地位低下懸念

白書によると、東京は各調査で、税負担やビジネス・住宅コスト、自然災害リスク、物流・交通の乗り継ぎの利便性などで低評価を受けている。

アジア5都市のビジネスマンに、アジアで魅力的な都市はどこか、と尋ねた2006年の民間調査では、東京と上海がそれぞれ22%を占め2位だったが、5~10年後についての問いでは経済成長率から上海が最多の46%となり、東京は4位の11%に下がる。

機関投資家らを対象に今年実施したアンケートでは、アジア太平洋地域で最も投資したい都市は上海が1位なのに対し、東京は7位。2008年の国際会議開催件数も、東京は1位のシンガポールから490件近く少ない150件で6位だった。

国交省は首都圏整備法などを抜本改正し、来年、大都市圏戦略基本法を制定する方針だ。

白書は高齢化にも言及。関東1都市7県に住む65歳以上の高齢者数の全国シェアは、2005年に29.6%だったが、2035年には24.6%まで上昇すると予想。人数はこの間、約1.7倍に増える。全国(約1.5倍)を上回る急激なペースだ。

ただ高齢化への備えは十分ではない。人口10万人あたりの医療施設の病床数は2008年には全国平均より351床少ない1024床、社会福祉の定員も507人少ない1717人で、対策は遅れている。(日経 6/12)

世界の都市別の
国際会議開催件数ランキング

(注)「2008年国際会議統計」をもとに国交省まとめ
順位 都市 国・地域 開催件数
1位 シンガポール シンガポール 637
2位 パリ フランス 419
3位 ブリュッセル ベルギー 299
4位 ウィーン オーストリア 249
5位 バルセロナ スペイン 193
6位 東京 日本 150
7位 ソウル 韓国 125
8位 ブタペスト ハンガリー 116
9位 コペンハーゲン デンマーク 104
10位 ロンドン 英国 103

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