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住友生命クラウド導入

2010 年 7 月 25 日 今井 明徳

 

金融業界で初の試みとなるクラウド適用の話題です。クラウドコンピューティングにより開発・保守を4割削減できるということでの取り組みですね。昨今のコンピューター投資の規模増大を考えるとこのコスト削減は有効と判断した思いますし、外部のデータセンターに設置することによるセキュリティの観点についても充分にメーカーと課題点を考慮した上での決定と思います。自社で保有するサーバの設置スペースの費用、日々の運業務を行うスタッフ、システムの改訂作業の人員など、これらが無くなりクラウド利用料になるのでコスト削減効果はかなりの額になります。今後もこのような事例が増えてくるものと思われます。

中核業務で金融初 NECと開発4割安く

住友生命保険は大手金融機関としては初めて、ネットワーク経由でシステムやソフトウエアを利用する「クラウドコンピューティング」の本格導入を始める。まず来年9月をメドに、業務の中核である資産運用の分野に使用する。これによりシステムの開発・保守費用を4割削減できる見通し。浮いたお金は営業など顧客の利便に直結する分野に振り向ける。

住友生命子会社のスミセイ情報システムと、NECが共同開発する。対象になるシステムは、有価証券の売買管理や保有資産のリスク計算など。

住友生命の運用資産は約20兆円。2010年3月期は全体の収入の約2割にあたる8400億円を資産運用部門があげた。収益に貢献する中核事業にクラウドを使う日本の金融機関は今のところない。これまでの利用は、顧客情報を社内で共有するためのメールなどにとどまる。

住友生命は資産運用業務のシステムを自前で構築していたが、開発と5年分の保守管理費用で数十億円かかっている。クラウドの導入で同コストを4割削減すれば、新商品の開発にお金を回す余地も増える。

規制対応の狙いもある。保険会社は今後、支払い余力基準が段階的に強化されていく見通し。クラウドなら、将来の規制の中身に応じて、リスク管理のシステムをすばやく改良できる。

NECと共同開発したシステムは地銀や信用金庫にも販売する。今後は資産運用以外のシステムも開発して外販する。3年後に数十億円の売上を目指す。

クラウドは情報漏れなどの危険性を指摘する声もある。このためNECは耐震性や情報管理の基準を大幅に強化したデータセンターを用意する。(日経 7/23)

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