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クラウドで1000人在宅勤務

2010 年 7 月 31 日 今井 明徳

 

クラウド技術によりスタッフは職場に出社することなく自宅で業務をこなすことが可能となる話題です。コールセンターなどの業務は、従来そのセンター内でスタッフが問い合わせ対応を行う必要があります。問い合わせに対する業務知識の共有や機密資料など外部での業務処理は不可能でしたが、それをクラウド技術を応用することで可能とする話題です。これは労働時間も柔軟にできるので人材サービスのビジネスも多様化すると思います。サービスを受ける顧客も費用面が安価になり利用しやすくなるでしょう。

自宅でコールセンター業務 応対を遠隔支援

人材サービス世界大手のアデコ(スイス)とNTT東日本は、インターネットを使った在宅人材サービスを年内に日本で始める。在宅の主婦や高齢者をネットで結び、自宅でコールセンター業務などができるようにする。人材サービス大手のパソナグループも参入する。働き方の多様化につながり、少子化に伴う労働力不足を補う効果も期待される。

ネット経由でソフトウエアや情報システムを提供するクラウドコンピューティングの技術を活用する。自宅に高性能コンピューティングの技術を活用する。自宅に高性能コンピューターがなくてもオフィスと同じ作業ができセキュリティーの確保も容易になる。

アデコはクラウドを使い、分散した在宅勤務者の労働状況を遠隔で管理する。問い合わせ内容が難しい場合は、対応をアデコ本部の熟練オペレーターに切り替える。

年内に事業をはじめ、3年以内に約1千人の在宅勤務者との契約を目指す。企業のコールセンターのほか、データ入力の仕事が多い官公庁やネット通販会社の需要を見込んでいる。

企業や官公庁は現在、これらの業務で、仕事量のピークにあわせた人員を抱えている。在宅人材サービスを使えば、仕事量が増えたときに対応人数を増やし、閑散期の人件費を抑制できる。

クラウド型の業務システムはNTT東日本と開発する。システムは在宅勤務者のパソコンに組み込む専用ソフト、本人認証用装置、企業の本部と映像でやり取りできるテレビ電話システムなどで構成し、光ファイバー通信回線を介して利用する。

NTT東日本はアデコの顧客に対し、クラウド技術の導入を支援する。利用者が増えれば、ブロードバンド通信サービスの需要を喚起できる。

パソナは子会社のパソナテックを通じて今夏にもコールセンター向けにクラウド型の在宅人材サービスを開始する。当社が運営するコールセンターの業務の一部をネット経由で在宅の契約社員に割り振り、繁忙時の人手不足を補う。初年度200人前後と契約する。

ITベンチャーのブロードアースが開発したクラウド技術を使う。高速インターネットやスマートフォンの普及により、パソコンや携帯電話を使ってオフィス外で働く人の割合が増えている。しかし高性能コンピューターがない自宅では、セキュリティ上の問題があり、業務内容に限りがあった。

クラウドを使った在宅人材サービスはこうした制約が少なく、自宅で短時間なら働ける主婦や高齢者の労働力を企業が活用できる。(日経 7/31)

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