サイゼリヤの業績が過去最高

2010 年 8 月 24 日 今井 明徳

 

景気低迷で外食レストランの売上が低迷している中でサイゼリヤが最高益を出す秘訣は何でしょうか。ごく自然に興味が沸いてきますが、実際には徹底したコスト削減による低価格実現による収益向上がその内容のようです。これにテレビCMで新規顧客が増加した結果、それが利益に上乗せされた状況のようです。この景気低迷の中では低価格がなによりも集客効果があります。将来の展開として吉野家やすき屋のイタリアン版の展開がありそうですね。

サイゼリヤ 営業益5割増 2期連続で過去最高益

サイゼリヤの2010年8月期の連結営業利益は前期に比べ約5割増の140億円程度になる見通しだ。従来予想(135億円)を上回り、2期連続で過去最高を更新する。低価格メニューがテレビ番組で紹介されたことなどで新規顧客が増えたほか、作業効率の改善で人件費などの店舗運営コストを抑制した。

低価格メニュー人気

今期の売上高は約12%増の990億円前後と、従来予想(975億円)を上回りそう。期中に50強を新規に出店し、客数が大きく伸びた。既存店の売上高も2009年9月~2010年7月は前年同期をやや上回り、天候に恵まれた今月も前年同期並を確保できそう。看板メニューの「ミラノ風ドリア」(299円)や「ハンバーグステーキ」(399円)など、低価格メニューの売れ行き好調が持続した。

外国為替市場で円がユーロに対して高く推移し、食材の輸入コスト引き下げにつながった。また景気低迷でアルバイト従業員の定着率が高まり、作業の習熟度も向上した。これらのコスト削減で新規出店の初期費用や、老朽化した食器・設備の回収費用などを吸収し、通期で大幅な増益になる。

売上高営業利益率は前期の10%から約14%に高まりそうだ。

来期も従業員が手際よく接客や調理をできるように工夫して店舗の省人化を進め、店舗段階での損益分岐点売上高の引き下げに取り組む。既存の店舗より狭い面積での出店ができれば、高水準の出店をテコに業績拡大が続く可能性がある。(日経 8/24)

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