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2011 年 1 月 31 日 のアーカイブ

米IT大手クラウドで稼ぐ

 

米IT大手の第4四半期の決算が発表されました。売上の上位企業の中では全社とも大幅に過去最高という売上高を出しているにも関わらず、マイクロソフトだけは減益となっています。マイクロソフトはウインドウズOSと関連するソフトが現在も主力ビジネスでパソコンの出荷台数に比例するビジネスモデルになっているため、昨年半ばからタブレット端末の普及によりパソコンの出荷台数が微増レベルに減少したため、ウインドウズソフトの出荷本数が伸びなかったことですね。今年はタブレット端末とパソコンの出荷台数を見ていきたいと思います。

米IT大手クラウドで稼ぐ パソコン依存度で明暗

マイクロソフト(MS)やアップルなど米IT大手8社の2010年10~12月期決算が出そろった。高機能携帯電話や多機能携帯端末、インターネットを介して機能を利用するクラウドコンピューティングが普及。8社のうち、IBMなど6社で売上高が過去最高となり、5社で最高益を更新した。一方、2番手や改革と上の大手は苦戦。「パソコン一本足」からの脱却度合いによる二極化が加速している。

環境変化を象徴したのはMSだ。主力の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」以外にも、業務用ソフト「オフィス」やゲーム機「Xbox360」、クラウド分野の事業などを拡充。売上高は前年同期比5%増のとなって、過去最高を更新した。

一方で純利益は微減益だった。減益は5四半期ぶり。米調査会社IDCによると、昨年のパソコン世界出荷台数は前半こそ前年同期比20%増の勢いだったが、後半に失速。10~12月は2.7%増にとどまった。MSの稼ぎ頭「ウィンドウズ」部門は大幅な減収減益に陥り、全社の純利益が0.4%減った。依然としてウィンドウズ頼みの収益構造を露呈した。

昨年4月に発売した多機能携帯端末「iPad」を、全社の売上高71%増、純利益78%増につなげたのはアップルだ。「タブレット」と呼ばれる携帯端末市場を確立し、米調査会社IDCによると、昨年7~9月のタブレット市場でのアップルのシェアは87%に上る。

半導体大手インテルはネット対応と規模の大きさで快走する。ネット対応端末の増加やクラウドの普及で、データを処理するサーバーの需要が拡大。超小型演算処理装置(MPU)の販売が伸びた。

携帯電話向け半導体ではクアルコが好調。売上高は25%増、純利益は39%増でいずれも過去最高だった。四半期ベースで売上高が過去最高になったのは、IBM、グーグルなどを加えて6社。純利益は5社が最高益を更新した。

一方で半導体大手アドバンスド・マイクロ・デバイス(AMD)や、ネット検索の米ヤフーなど、競合相手に規模で劣る大手企業は苦戦を強いられ、二極化が一段と加速している。(日経 1/29)

米IT大手の業績
2010年10~12月

(注)売上高および最終損益の太字は四半期ベースで過去最高。
会社名 売上高
(億ドル)
前年
同期比
最終損益
(億ドル)
前年
同期比
IBM 290.1 7% 52.2 9%
アップル 267.4 71% 60.0 78%
マイクロソフト 199.5 5% 66.3 ▲0.4%
インテル 114.5 8% 33.8 48%
グーグル 84.4 26% 25.4 29%
クアルコム 33.4 25% 11.7 39%
AMD 16.4 0.2% 3.7 ▲68%
ヤフー 15.2 ▲12% 3.1 104%

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