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外食大手初の減収

2011 年 6 月 3 日 今井 明徳

 

外食業界のビジネスが1974年以来ではじめてのマイナスとなりました。これまで外食が右肩上がりで伸びてきましたが、人口増がとまり、外食デフレがあります。消費者のマインドも冷え込んでいるところに東日本大震災の影響がでて更に売り上げ減となった結果で厳しい状況と思います。上位の企業でもこの状況ですので中堅以下の企業にとってはかなり大変となっていると思います。問題点は全て出尽くしたように思いますので、これから低価格店から回復していくことでしょう。

外食大手初の減収 市場飽和で震災が拍車

日本経済新聞社は2010年度の飲食業調査をまとめた。チェーン店の実質的規模を表す店舗売上高の上位100社の合計は2009年度比0.1%減の5兆3181億円となり、1974年の調査開始以来、初の減少となった。外食市場が縮小する中でも拡大傾向をたどってきた大手にも少子化などによる市場飽和の流れが波及。そこに東日本大地震の影響が加わった格好で、競争激化に拍車がかかりそうだ。

店舗売上高を回答した企業283社のうち、前回調査と比較可能な270社の合計は0.5%減の6兆2969億円で2年連続の減少。牛丼など和風ファストフード(13.1%増)や回転ずし(5.1%増)は伸びたが、焼き肉レストラン(9.6%減)や宅配(4.4%減)は苦戦した。

上位100社をみると49社がマイナスだった。100社のうち3月期決算企業は約半数。店舗売上高が減った企業とは必ずしも一致しないが、一部では震災の影響が及んだ。特に居酒屋では「震災後の2週間は客がほとんど入らず、小規模の宴会もキャンセルになった」。「パブ・居酒屋・バー・料亭」の3月期決算企業10社のうち8社で減少となった。

2011年度の店舗売上高の見通しは、回答した64社の合計で20110年度比2.5%増。「外食需要は回復し始めており、復興需要もプラスに働く」とみる経営者もいる。業態別ではファストフードga9.6%増、ファミリーレストランも3.1%増を見込んでいる。

上位100社の店舗売上高は1990年度に最後の2ケタ増を記録し、その後は1ケタ増が定着。外食市場が減少し始めた1998年度以降も成長を続けてきたが2009年度の伸び率は0.3%まで縮小していた。

会社売上高ではゼンショーが初の首位に立った。直営で主力の牛丼店「すき家」の積極的出店などが奏功した。

日本マクドナルドホールディングスは前回の首位から3位に後退したが、店舗売上高は2.0%増の5472億円で首位を維持した。(日経 6/1)

飲食業売上高ランキング
(2010年度)単位:百万円

(注)売上高の単位は100万円。
順位 前年
順位
社 名 総売上高
2010年度
伸び率
前年度比
1位 (3位) ゼンショー 370,769 11.0%
2位 (2位) すかいらーく 343,101 ▲3.6%
3位 (3位) 日本マクドナルドホールディングス 323,799 ▲10.6%
4位 (5位) 日清医療食品 235,000 15.9%
5位 (4位) シダックス 195,098 ▲3.9%
6位 (6位) 吉野家ホールディングス 171,314 ▲4.6%
7位 (7位) エームサービス 144,870 1.5%
8位 (8位) モンテローザ 139,815 0.1%
9位 (11位) ワタミ 123,877 7.3%
10位 (10位) プレナス 122,514 4.2%

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