風力発電・普及出遅れ
再生エネルギーの中でも世界中で注目される風力発電の話題です。日本国内では太陽光発電が普及しています。地域にもよりますが、一軒家の屋根などに黒く光っているソーらパネルを見かけますが、これが太陽光発電です。風力発電は大きなプロペラが回って発電する仕組みです。日本国内では一部の地域で見られますが海外では風力発電に力を入れているようです。日本で少ないのは補助金などの政府の力のかけ具合が異なり風力発電への民間投資はまだ少ないようです。
コスモ石油「風力発電」強化 日本は普及出遅れ
コスモ石油は、2014年をめどに関東、中部、関西の3ヶ所で大規模風力発電所の運転を始める。3ヶ所の合計で一般家庭3万世帯にあたる約9万キロワットの出力を予定し、風力の総出力を約24万キロワットを現状から6割増やす。再生エネルギー特別措置法の成立で風力発電も全量買い取り制度の対象になるため、当初計画より2年程度前倒しで投資する。風力発電の導入で日本は中国などに大幅に遅れているが、買い取り制度の導入で投資が活性化しそうだ。
海外では風力発電が最も現実的な再生エネルギーと見られているが、日本では普及が大きく遅れている。
2010年末の世界の風力発電の累計導入量は約1億9400万キロワットと同時点の太陽光発電の約5倍。太陽光の約半分以下とされる発電コストの安さなどから、再生可能エネルギーのなかでも最も普及が進んでいる。一方、国内に目を転じると2010年末時点の風力導入量は約230万キロワットで太陽光の6割にとどまる。
最大の理由は風力に対する政策支援が太陽光に比べ手薄いこと。住宅向け太陽光は初期投資に対する補助金制度があるうえ、余剰電力について電力会社が通常の電気料金の2倍の1キロワット時42円で買い取る制度がある。
一方、風力の買い取り価格は平均10円前後にとどまる。さらに従来あった風力建設の初期投資への補助金が2010年度までに事実上打ち切られた。この影響で2010年度の国内風力の新規導入量は3年ぶりに前年割れした。
来年7月施行される全量買い取り制度では、風力が従来より割高な価格で買い取られるようになる。買い取り条件は今後第三者機関の議論などを経て決まるが、期間は15~20年を軸に検討される見通し。「投資回収の期間が短縮し大型風力の開発を手掛けやすくなる」(日本風力発電協会)
ただ買取価格については「補助金が打ち切られたままでは、20円以下では収益を確保できない」(風力大手)との声も聞かれる。また来年度以降建設される大型風力については、風車が出す低周波音などの周辺環境への影響を数千万円以上を投じ事前評価することが義務付けられるようになるなど、建設コストの上昇要因もある。中国や米欧並みに風力を普及させるには、潜在発電可能量が大きい洋上風力の実用化の後押しなど多角的な政策支援が必要だ。(日経 8/30)
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