インドIT大手が日本に本格参入
今日はインドのIT企業が日本市場で本格的に活動する話題です。グローバル化の話題の中で日本企業も海外への進出が多くなりました。これに伴い業務の効率化とコスト削減に向けIT投資も必要となりますが、システム構築は海外現地企業を利用することが多くなってきています。また、日本国内でのIT開発投資は抑えて海外(それもインド)での開発投資を強める考えの企業が多くなっています。国内のIT会社はさらに厳しくなっていくようですね。
インドIT大手が日本に本格参入 企業の海外展開を支援
三菱商事とインドのIT最大手タタ・コンサルタンシー・サービシーズ(TCS)はITサービス事業で提携した。国内に合弁会社を設立し、情報システムの構築やソフト開発などを手掛ける。内需縮小や円高定着を受け、日本企業のIT投資は海外拠点向けに主軸が移りつつある。合弁会社はTCSがインドなどに持つ開発拠点と連携してコストを1割以上減らし、グローバル化を急ぐ日本企業を支援する。
三菱商事とTCSは「日本TCSソリューションセンター」を設立した。資本金は3億5千万円。三菱商事が4割、TCS日本法人が6割を出資した。
統合基幹業務システムを開発運用するほか、データの処理・保管機能をネットワーク経由で提供するクラウドサービスなどに取り組む。国内に数百人の開発要員を抱えるほか、実際のソフト開発などはTCSのインド拠点の技術者にも委託してコストを低減する。42カ国・地域にあるTCSの拠点を通じて保守サービスなどを提供する。
TCSは2011年3月期の売上高で世界9位、従業員数は22万6千人の同4位。2004年に日本法人を設立したが、外資系企業向けサービスが主体だった。幅広い顧客基盤を持つ三菱商事と組み、日本で本格的な顧客開拓に乗り出す。
米調査会社ガートナーによると、2015年の国内向けIT投資の規模が2011年見込み比5%増止まりなのに対し世界では14%伸びる。富士通、NECなども顧客の海外シフトを支援する動きを強めている。
日本企業のIT投資
米調査会社ガートナーによると、機器、ソフト、サービスを合わせた国内向けIT投資の規模は2011年推定で22兆2700億円。世界の1割強を占める。ただ日本企業は新興国でIT投資を増やす姿勢を強めている。同社が2012年度のIT投資計画を聞いたところ、「国内で増やす」と回答した企業が3割だったのに対し、「インドで増やす」は5割強あった。
日本企業は現地拠点でのシステム構築をサポート体制が充実した海外IT企業は世界規模でシステム構築・保守を手掛ける拠点を設けたり、クラウドサービスの起点となるデータセンターを建設したりする取り組みが急務になっている。(日経 2012/2/8)
関連ブログ記事
- IT駆使・宅配から個配へ 2012年1月6日
- クラウド・国内ITに再編機運 2011年12月7日
- インド・中国IT大手が日本開拓 2011年8月24日
- 若手を海外に派遣 2011年8月6日
- IT市場4.5%減の予測 2011年4月21日


